雲上の楽園跡

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お盆休み後半、オートバイにテントを積んで、津軽~岩手県北を旅していました。

写真は、最終日の早朝、岩手の八幡平アスピーテラインから、雲海と松尾鉱山跡の廃墟アパート群を撮影。

撮影した前夜、岩手山麓の焼走り国際交流村キャンプ場にテントを張り、一杯飲んで満天の星空を眺めていたら、急に靄か雲が空を覆いだした。
コレはもしや!?と思い、早々にシュラフに潜り込み、午前3時に起床。
テントから空を覗くと、真っ暗ながらいい感じにモヤってる!

80%の期待と20%の不安を抱きつつ、オートバイで暗闇のアスピーテラインを駆け上がると、中腹辺りで雲をつきぬけ、一気に透明な月夜が開けた。
右手に岩手山、正面の眼下に松尾鉱山跡が見えるスポットが頭に思い浮かび、夜明け前のタイトなワインディングで、焦り気味にアクセルを開けていった。

そこには思っていた以上の景色が広がっていて、しばし呆然。
そうこうしていると太陽が雲の上にどんどん顔を出し始め、急いで三脚を立てた。

かなりの明暗差だったけど、-5~+3の露出幅で5枚のオートブラケット撮影からのHDRで、なんとか前景の廃墟群と夜明けの雲海を両立。

かつて「雲上の楽園」と呼ばれ、一万人以上の鉱山関係者で賑わった姿は見る影も無いが、夏草に囲まれた「雲上の廃墟」にすっかり心打たれた。
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by hiro_sj30 | 2009-08-19 23:23 | ツーリング 写真  

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