下津井残影
地元に帰ると、水島にばかり行っている訳ではなく、ついつい一緒に下津井〜鷲羽山も訪れてしまう。
香川と塩飽本島にいた祖父母の家へ向かう際、四国に渡るだけなら、宇野〜高松、琴浦〜坂出、水島〜丸亀という航路もあったのだが、本島へ渡るには下津井から出ていた関西急行フェリーに乗るしか無かった。
本島まで約30分、丸亀まではさらに約30分。
乗船時間より下津井での待ち時間の方が長くなる事もあり、港の周辺をよくウロウロしていた。
今ではほぼ漁港としての役割しか無くなっているが、かつては潮待ち、風待ちの港として、金比羅詣の参拝客や北前船の船員等で賑わった港町だ。
昔日の賑わいは無いものの、なまこ壁や格子窓の古い建物や、夕方に打ち水された綺麗な通りを見ながら歩いていると、そこかしこにかつての面影を感じられる。
by hiro_sj30 | 2009-11-16 23:39 | スナップ 写真