エンジンの墓場(フィルムスキャン〜HDR)

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久しぶりに、昔撮った銀塩写真をフィルムスキャン。
多分、7〜8年前。
おそらく、カメラはCONTAX aria、レンズはcarl zeiss planar T*50mm f1.4。
フィルムは、KODAK PORTRA V160。

ネガフィルムは、ポジや一昔前の撮像素子より、ラチュードが広い(厳密には知りませんが、ポジよりは確かに広い)ので、明暗差を付けてスキャンすると、デジカメで-1、0、+1のブラケット撮影したとき程度の、露出違いの3枚を得ることが出来る。
それをphotomatixにつっこんで、さらにphotoshop CS5 & Topaz Adjustで味付けしてみました。

ノイズというか、銀塩独特の粒状感はあるものの、感度100程度のフィルムで、雲のない青空とかが入っていなければ、けっこう良い感じにまとめられるかな…。

とはいえ、次の写真のように、ある程度飛び気味に撮っていると、流石に難しく、モノクロにまではしないものの、色を落とし気味にして、無理やり仕上げてみました。

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こういう被写体を撮ってしまうのは、昔から変わらないようで、整理すると、廃なものやゴミのようなものが写ったフィルムがたくさん出て来る。
これは、高校の頃読みふけっていた、小説家の安部公房からの影響大…
安部公房はCONTAX使いで、ゴミ捨て場とか、街のスナップで印象的な写真をたくさん撮っているのです。

『死に急ぐ鯨たち』という彼の文庫本を久しぶりに開いてみたら、インタビューで、
安部「うん、ぼくはなぜかゴミが好きなんだよ。写真を撮っていても、ゴミに出くわすと興奮して気持ちが弾んでくる。自動車のスクラップ置場、観光地の物陰、工場の裏通り、埋立て地、古い地下道…」
なんて話していたりします。

こうして読み返してみると、見事にココに書かれているような被写体を自分もとっているなあ…と気付かされました。
こういったモノに惹かれる人というのは、世の中に一定数いるようで、ネットの普及によって、そんな嗜好が、少しずつ表に出てきているんでしょうね。
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by hiro_sj30 | 2011-01-26 22:45 | 廃墟・廃線・戦跡・近代化遺産  

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