ISO AUTO×露出ブラケット(伊豆 長八の宿 山光荘)

前回のエントリーで、ISO AUTOでオートブラケット撮影をした際のシャッタースピードについての質問があったものの、簡単に説明し辛いので、ちょっとまとめてみました。

かつての銀塩機ではフィルムのISOは固定なので、露出を調整する要素はシャッタースピード(SS)と絞りに限られました。
要は、光を取り込む時間と、光を取り込む穴の大きさを変えることで露出を調整していたわけですが、デジタルカメラでは感度が可変なので、それを応用した露出調整が可能になったわけです。

PENTAXデジイチ(Q含む)でのISO AUTO機能は、ISOの下限と上限がかなり細かい幅で設定可能で、その設定範囲内で、最適な露出を得るためにISOを可変させます。(K-5だと、拡張設定でISO80〜51200)
中級機だと、感度UPポイントの設定(SLOW/標準/FAST)が可能で、なるべく早く感度を上げるか、極力感度UPを抑えるかを選ぶ事ができます。

普通に撮るだけならシーンの明るさに合わせてISO値が変化するだけなのですが、そこに露出ブラケットを組み合わせると…
絞り優先ならSS、SS優先なら絞りが、ISOと合わせて変化します。

私は、絞りを一定にしてブラケットをしたいので、大抵は絞り優先でブラケットをしています。
そうすると、感度とSSを変えて露出を変える訳ですが、手ぶれ補正が起きにくいギリギリのSSを下限として、後は感度が上がっていきます。
しかし、設定した上限感度でも、露出が足りない場合は、手ぶれの恐れもある速度までSSを落としてきます。

と…ココまで書いてきたものの、自分で読みかえしてもイマイチ分かり辛いので、表でまとめてみました。
c0180505_036350.jpg

こうやってまとめてみて見ると、おそらく標準設定だとSSの下限は1/50、SLOWだと1/25、FASTだと1/100になるようです。
4)のように、暗いシーンで、設定上限感度では露出が足りない場合は、際どいSSになりますね。
とはいえ、手ぶれ補正も組み合わせると、コレぐらいなら手ぶれはかなり抑えられますし、+4EVのshotが多少ぶれていても、HDRにすると殆ど問題になりません。

このISO AUTOとオートブラケットの組み合わせ、手持ちで夜にHDR用のブラケット撮影をするなんて時にはかなり便利で、高感度画質が大幅にアップしたK-5では、本当に使える機能になりました。

ちなみに、ISO AUTOの上限感度は〜12800ぐらいまでだと、RAWでAEB5shotなら、こんな感じで、夜の横町なんかでも使い物になります。

4)の設定で撮った写真からのHDRIがコレ。
c0180505_0192776.jpg

鏝絵の名人、長八の作品で有名な、伊豆 松崎町の山光荘のロビー。
つげ義春の「長八の宿」という作品の舞台になった宿で、最初に彼の漫画を読んだ学生の頃以来、一度は泊まってみたかった宿です。


そういえば、NIKONの1インチセンサーのミラーレス機=「Nikon 1 J1& V1」、動きものにも使えそうなスペックだったり、撮像面位相差AFの搭載とか、気になる部分も多いんですが、手持ちで夜にブラケット撮影するには、最高感度が低め…
というか、ブラケットの機能が仕様に見当たらない。
PDFの説明書も見たのですが、やはり見当たらない…。
もう一回見てみたけど…ホントにない?
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by hiro_sj30 | 2011-09-22 00:27 | カメラ  

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