四日市コンビナートの夜景(1)
入社以来数年間の東京勤務。
横浜に腰を落ち着けようかと思った頃の辞令。
「転勤するとしたら行きたくない土地は?」
なんて質問があると、必ず名古屋と答えていた。
オートバイで各地を旅してきたが、愛知だけは素通り県だった。
要は、愛知というよりは名古屋という土地にあまりいい印象を持っていなかった。
しかし実際に暮らしてみると、「このまま名古屋に住み着いてもいいかも」と思えるほど住みやすかった。
海も山も近く、畑作地にも囲まれ食材は新鮮で安い。
部屋の賃貸料や駐車場も都心部なのに格安。
名古屋独自の食文化も、食べてみると意外とはまる。
ツーリングやドライブの場所にも事欠かない。
そして、高速道路のような名四国道を一走りすれば、そこは四日市。
1年間の名古屋暮しの間に何度オートバイや車で訪ねたか…。
工場・コンビナートに惹かれる者達の聖地の一つだ。
街とコンビナートが複雑に入り組み、一体となっている。
臨海部の埋立地に集積した水島等に比べ、いろいろな面でコンビナートが身近に迫ってくる。
その怪しい美しさに惹かれながらも、石油化学コンビナート特有のケミカルな臭気を吸いこみ、かつての苛烈な公害を思う。
製鉄所の高炉好きなので、水島などに比べその一点が物足りないが、それが見たくなったら伊勢湾岸自動車道で伊勢湾対岸の名古屋港へ。
まずは、定番のスポット。大正橋辺りから眺めるコスモ石油の四日市製油所の夜景。
反対側の昭和炭酸。
by hiro_sj30 | 2008-12-09 00:48 | 工場・コンビナート 写真