彩の国の工場
引っ越しで有休をとった月曜日、役所へ転入届を出しに行くと、抜けるような青空。
全く片付けも終わらぬというのに、オートバイで秩父方面へひと走りしてきた。
日本全都道府県を旅してきたとはいえ、埼玉はいつも通過するだけで、目的地としたことは、大宮の鉄道博物館以外になかった気がする。
なんとなくワインディングを楽しみたかったから山間部に向かったものの、ツーリングマップルを見ていると、そこには武甲山の文字が。
武甲山といえば、山の姿が変わるほどの大規模な石灰石の採掘が行われていたはず。
ならば、石灰工場やセメント工場が…。
ということで、主目的はすっかり工場へ。
出かけたのが2時過ぎということもあり、飯能から秩父方面へ抜けるころにはすっかり夕暮れ時に。
三菱マテリアルのセメント工場は、かなり大規模なものの、近くからだとなかなかいいスポットがなかった。
そこで、川をはさんで反対方向見えた、林道と思しきガードレールへ向かい、横瀬町の町並みを入れて撮影。
武甲山を重ねて入れたかったものの、いい角度から狙えず断念。
その場所から武甲山を眺めると、山麓の一角に石灰工場と思しき工場群が!
日没の速度と競うようにその場所に向かうと、深い谷底にへばり付くように石灰系の工場が密集していた。
木々も道路も、石灰を砕石した粉塵で、煤けた感じが味わい深い。
いちばん上の写真と共に、西日で完全に逆光の中、AEB5枚撮影。
+-2.0、-4~+4幅でも厳しい露出幅だったので、さらに-5~+3幅で5枚。
最近は、A3ノビ以上での印刷に耐えられるように、撮影サイズ原寸でも、クリアでディテールを極力損なわない処理を目指しています。
※GANREFには倍のサイズでUPしています:http://ganref.jp/m/hiro_sj30/portfolios
by hiro_sj30 | 2009-10-14 19:02 | 工場・コンビナート 写真